スモールビジネスでも経営者を育てたほうがいいと思う3つの理由
わたしのアメリカ時代の高校の友人たちも、いまはみんな大人になって、様々な職業についています。
数えたわけではありませんが、イメージ的には、半分くらいが自営かなという感じです。
そういう友人たちと話をしていて気が付いたのは、アメリカではスモールビジネスの規模でも、ちゃんと経営者を置こうという発想の人が多いことです。
わたしも社員数10名くらいのインテリア会社をやっているときに、その友人たちに「いい経営者は見つかった?」とふと聞かれたことがありました。
そのときは「経営者はおれだけど?(どういう意味だ?)」と思ったけど、あとから意味が分かっていきました。
オーナーである自分のほかに経営者がいるメリットはいくつかあると思います。
モチベーションの心配がいらない
まずは、ナンバー2ではなく経営者としてパートナーシップを組めれば、相手のモチベーションの種類が変わります。
かなりの権限を与えることになるので怖くはありますが、
でもちゃんとビジネスパートナーという前提でルールや報酬を決め契約をかわしておけば、事業が自動でまわってくれる可能性があります。
リスクが軽減できる
また、リスクも軽減できます。
自分になにかあったときにも、変わらず稼働している会社が、家族のために残ります。
また経営者になにかあったとしても、まだ自分がいるので、安心です。
自分が働かなくて済む
わたしは最初の2年間の育児休暇をとったとき、社長の肩書を譲って、セミリタイアをしました。
その2年間は、社長とたまに電話をしたり食事をするくらいで、会社へはなんと一度も顔を出しませんでした。
2年たって事務所へいってみると、会社はちゃんとありました。w
事業はしっかりとまわっていて、昔わたしが毎日ぴりぴりしながらがんばっていたのはなんだったんだ?と拍子抜けするくらい、平和でした。(みんなも気が楽だったみたい…)
ちなみに心配性なわたしの場合は、ウェブマーケティングによる集客だけは、自分が自宅から主導しました。
オーナー経営者が少しでも楽になったらいいなあ…
オーナーはリスクを背負い投資をすることで報酬を得て、経営者は仕事をすることで報酬を得る。
人一人に頼らない分リスクは少ないし、役割分担がはっきりしていて効率的だと思います。
わたしは自分の報酬を半分に減らして、経営を他者に任せましたが、そのおかげで2年間という自由を得ることができました。
聞くところによると、最近ではそういう経営スタイルをとるスモールビジネスも増えつつあるようですね。(誰かがお金を出して、別の人が経営をするというビジネス)
わたしの家系は代々オーナー経営者だったけど、オーナー経営者って家にいても休まるときがなくて、精神的に大変なんですね。
それでもやりたい人はいいと思うけど、なんでもオーナー経営者がたった一人で背負うような時代は、変わっていったらいいなあと個人的には思います。