あなたが受け取り下手になった理由
愛でもお金でも、「受け取り下手」な人に共通していることが一つあります。
それは過去に「無償の愛を感じたことがない」ということです。
これまでに「愛」を感じたことは、あったような…、なかったような…、
でも一つ確かなのはそれは「無償」ではなかったということです。
それまで「愛」と呼ばれるものにはいつも請求書がついてきました。
欲しいものを買ってもらっても、それは何かを頑張るための契約、
テストの点を褒められても、それは次のテストが視野に入った作戦、
今回の目の前の『愛?』もきっと何かのトラップ?
もし誰かが本当に無償の親切を提供したくても、それが「無償」だとはとても思えないのです。
「受け取り上手になりなさい」
ビジネス書や自己啓発書にはよくこう書いてありますが、実際はなかなか難しいと思います。
受け取り上手について考えるには、受け取ったことでコントロールされてしまったかつての恐れへの理解が不可欠です。
これまで正体不明だったその恐れを理解することができ、それについての個人的な罪悪感がある程度解決すると、受け取り上手になるだけではない別の選択肢が見えることもあります。
それはたとえば、そんな自分を変えようとがんばるよりも、受け取り下手でも大丈夫な相手を探したりといった「それでも大丈夫な場所を探す」といったような選択肢です。