「いい子」は自分の願いが叶ってほしくない

武器よりも防具を願う方がどうやら叶いやすいようだ

↑この続きです。

 

「いい子」の願いの叶え方は、ふつうとは逆です。

いい子の場合は、「独り占めにする!」と誓ったときに、なぜか願いが叶います。

だれにも分け与えない!

どれだけ責められても!

という覚悟が、願望実現の鍵です。

なんとも恐ろしい話です。笑

 

 

神さまが「いい子」とみると、もちろん願いを叶えてあげたくなります。

でも、この子にたくさん与えたら、奪われて苦しむか、NOを言わなければならなくなって苦しむか…、

そのどちらかになってしまうのは目に見えている。

そして結果的に周りに分け与えて、また「いい子だ」と言われて束の間ほっとするけど、

よく考えると悔しくなってくる…

自分のものはあるようでない…

あれば苦しむだけ…

いっそないほうがいい…

なぜ神さまはこんな苦しみを自分に与えるのだろう?(笑)

 

引き寄せの法則的に見ても、

そういうケースは、自分の願いが叶わないようにブロックしている…と見れます。

というか、願いが叶わないことが願いです。

自分が親や他人から見て「メリット」に見えることにうんざりしている人は、自分の魅力を無くそうと一生懸命です。

要するに、奪われたくないから持たない…

願いが叶ったら困るんです。

あればだれかが嗅ぎつけてきて、NOと言えない性質を見抜かれて頼みごとをされ、

あとでよく考えてみたら、心の弱点を使われただけだったんだと気が付いて、悔しい思いをする…

「いい子」の恐れている生存本能(=エゴ)にとっては、願いが叶っていろいろたくさん持つなんて、

少しも良いことではないのです。

 

 

「いい子」は、自分のものがなくなるまで差し出します。

あればあっただけ差し出します。

そして差し出すものがなくなると、その身を差し出します。(=相手に自分に対するコントロール権を与えます)

そこまですれば許してもらえるだろうと思っても、野生動物の世界はそんなに甘いものではありません。

類人猿の欲望は無限です。

自分の身を他の食料として自ら差し出すなんて、人間とは不思議な生き物です。

(いい子教育とは恐ろしいもんだ)

 

 

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そんな「いい子」は「防具」を願うといいと思います。

あなたは生物として弱いのだから、もしくは傷ついていて不利なのだから、(ごめんなさいね)

お金でも車でも、遠く離れたマンションでも、逃げるために必要なものを願うのです。

 

願いが叶ったらどうするか?

まずはあなたに「いい子」の呪いをかけたご両親から逃げます。(両親が原因とは限らないし、両親のせいという意味でもないが、無関係ということもあり得ないから)

あなたが逃げると、ご両親のエゴ(生存本能)は怒ったり悲しんで見せたりするかもしれないけど、

でも両親の遺伝子にとっては、自分が逃げられなかったところからあなたが逃げることは無意識の領域では目的そのものだし、

それは両親と自分に共通した遺伝子の夢が叶うことでもあり、大きな意味では親孝行+先祖孝行と言えるので、心配は要りません。

そうやって家系の流れを変えることに比べれば、社会における特定の人間関係などあなたが不自由や損を感じているところから逃げるのは、簡単に感じると思います。

 

願いを叶えるためには、まず「適切に願うこと」が大切です。

「もっといい子をがんばるため」ではなく、「そこから逃げるため」に願うことが必要です。

そして、叶ったときに元へ戻らない!

進化の神さまがあなたを特別に生かしたいその目的(=あなたは全体として滅びないために、生存競争に明け暮れないでも生きていけることを証明するための新型=そのためにあえて弱く生まれたぶっ飛んだ存在)の観点に自分がなって、

もらうものを100%活かして逃げ、そして元気に生き延びることを、進化の神さまに誓うことがポイントです。

その逃避行の最初の一歩をすでに踏み出していると、なおよいです。

 

 

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もし子育て中なら、本気のアドバイスとしては、

子供を「いい子」に育ててはだめです。

いい子どころか、子供が反論したら…、反抗したら…、褒めます。(まあ「認める」かな)

そう育てられた子供は、自分の感覚を信じることができるし、(=自信)

いざとなれば自分には武器があることが確信できるので、(=NOと言える)

心に弱点をもたなくなります。

そうなるとそもそも狙われなくなるので安全だし、(健全な個体は狩りのターゲットになりにくい)

またそうやって自分の身を守るための戦いが不要になることで、自分の人生の時間を、生存競争だけではない有意義なことに使うことが可能になります。

 

これをやることが難しい親は、自分が「誰かのメリットのためのいい子」として育った人で、間違いないと思います。

子供を自分よりもほんの少しでも自由に育てることは、

それまで不本意なことをがんばってきた自分のエゴは抵抗しますが、苦笑

自分の心の癒しだけでなく願望実現(=自分も自由になれる)にも直結するので、とてもおすすめです。

 

 

(関連コラム)

武器よりも防具を願う方がどうやら叶いやすいようだ

 

 

 

書いているときに「Getaway car」という言葉が思い浮かび、そういう映画や曲はありそうだなと検索したら、この曲がヒットした。

ここで書いたのとは少し違う角度のようだけど、

(あるところから逃げるために彼氏の車に乗ったら、こんどはその車から逃げる必要が出てきた…

そもそもの自分の依存心からの卒業…みたいなテーマなのかな?(違ってたらごめんなさい))

しびれる曲だ!

 

 

 

 

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