自分のエゴの扱い方~厳しくする前に癒しが必要な理由

自分のエゴが暴走し過ぎているとき、無事に生きるのは難しいものですよね。

エゴの欲にまかせて食べ過ぎれば体によくないし、

同じく欲望にまかせて人間関係をやれば、たいていは自他共に傷ついて終わってしまいます。

 

でも、エゴが気の毒だなあと思うのは、エゴは良かれと思ってがんばっていることです。

エゴとは生存競争のための脳内プログラムで、それ以外はできない…

性能的に不可能…

なのにご主人は、我慢しろとか、理性的になれとか、無理な注文ばかりする……苦笑

 

 

エゴとは、一般的には「わがまま」みたいな意味で使うことが多いけど、このブログでは「生存本能」というような意味で使っています。

「人間の欲望や悪意」というよりは、えさにがっつくペットのようなイメージです。

ペットの犬が、自分の健康なんておかまいなしにピザにがっついてしまうのは、仕方ありません。

(わたしの愛する、自他共へ甘いアメリカのホストファミリーは、犬も人間の一員かのようにいつもピザを分け与えていたのを思い出して…苦笑)

 

エゴの機能とは、生存本能が必要なときに、競争することです。

そして、いま生存競争が必要かどうか?を判断するのは、主人の役割です。

その役割を主人が放棄するとどうなるか?

そうなると…、一家の人間的な決断のすべてを、家族の一員である、でもペットである、生真面目な犬もしくは気まぐれな猫がしなければならなくなります。笑

 

 

エゴはどう考えても必要です。

もし体の栄養が足りなくなって、それなのに「食べたい」と感じなければ、一大事です。

もしそれが生死に関わるレベルなら、きれいごとを除けば、一匹の動物として、となりから奪う必要もあるかもしれない…

 

ただ問題は、生死に関わらない場合にも、ぼくらはエゴに人生を全任せにしてしまうことです。

それはなぜか?

まあ恐れから…かなあ…

でもそうしてしまうと、なんの問題もないときでさえ、エゴは良かれと思って、となりの人から奪ったりしてしまいます。

 

 

現代における自分のエゴの適切な扱い方は、一言でいえば、「かわいいペット扱いすること」だと思います。

人間がなにかにがっつくとたまに怖いけど、ペットがえさにがっつくのは正常だし、かわいいです。

そしてなんの罪もないです。

 

そしてそんなエゴをリスペクトするなら、

栄養バランスは主人が考えるにしても、たまにピザをあげるのは、まあいいのかもしれない。

まあわたしはそういうことに妙に心配性なのであげないかもだけど、

一度も楽しいことがないまま健康的なまま犬生を終えるのがいいのか?それとも多少のリスクがあっても楽しいことがあったほうが犬生として幸せなのか?

自分は相手のそれを決める全知全能の神などではないと考えれば、

ペットの健康のことが心配で悩むけど、でも犬生をめっちゃ楽しませてもあげたい!と日々迷いながら生活する…

そんな神のバランスで、愛ある生活を送ることができるかもしれません。

 

 

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エゴが暴走してしまうような悩みは、主人の欠乏感や危機感が強い場合に抱きがちかなと思います。

逆に主人が安心した生まれ育ちの場合は、エゴにも主人と一緒に遊んだりする余裕があると思います。

(少しだけ話が逸れますが、現代のエゴの機能は、「生存競争」から「一緒に人生を楽しむ」へ変更になったのではないかなと、個人的には考えています)

 

 

そう考えてみると、

もし主人である自分が、精神修業の結果、安心できるような心の境地を見つけることができたら、

エゴは俗にいうエゴイスティックな感じにならずに済むかもしれません。

 

また、それが難しくても、

その順番を逆にして、先に一緒に楽しむような選択を意識的にすると、

遊んでもらって、愛されていると感じているエゴは、不思議と暴走する必要がなくなる…

そうすると、エゴの暴走によって膨らんでいた問題が、本来の大きさへ戻る→十分対処が可能になる…

もしくは問題ではなくなる…

抱き合ったりじゃれあったり…ほんと一緒に遊ぶだけになる。

 

それなら、エゴに我慢しろとか、理性的になれとか、がんばれなど、無理な注文をするよりも、

幸せだなあ…、という気がしてきます。

 

 

完全ではないかもしれないけど、まあこのあたりが、

自分のエゴ(生存本能、無意識)と自分(主人、意識)の、この段階の人間において可能な、

犬権(or猫権orハム権)もできる限り尊重した、健全な関係かなと思います。

 

 

がんばって理性的になって自分のエゴを押さえつけたり無視しようとしたりすることと、

自分のエゴを理解して赦せると問題がなくなっていく感じは、

似ているけど、ルートも結果もそもそもの動機も、全く違う話なのではないかなあ…という研究中です。

 

 

 

 

コロナでも、自分のかわいいエゴくんにいろいろ我慢させるのは、ほどほどにー

少なくともうまいもんはたべよー

一緒にがっつこー

ロイド!ごはーん!

大ファン

わたしも大好きな大新めん…うまそー

 

 

 

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