人間関係が苦手な人のための起業~3つのスタイル
このブログは、自分がそうだからかもしれないけど、人間関係があまり得意ではない人に向けて書いている気がします。
だから万能なノウハウというよりも、そういう少数派の人の役に立てたらいいなあと思います。
チームプレーが苦手だから個人事業主になる、という人は多い気がします。
チームプレーが苦手な人にしてみると、組織に属するというのは、なかなかの苦行ですよね。
その閉塞感は、苦手な人にしかわからないものだと思います。苦笑
もし義務教育の段階で、組織に属するのではない生き方も教える仕組みになったら、人生が楽になる人も多いのではないかと思います。
現状では、個人事業主や自営業の人は、ほとんど手探りで生きていると思います。
ただ、せっかく自分のために個人でやるのだから、属さないで済むだけではつまならないですよね。
できれば自分のそういう特性がむしろ活きるようなやり方を見つけたいものです。
ただ、ビジネスがうまくいきはじめるとつい初心を忘れてしまい、気が付いたらまた苦手なものに囲まれているなんてことが、わたしはよくありました。(儲かると嬉しくなって忘れちゃう…)
自由になるのは難しいけど不自由になるのはカンタンなので、
「わたしは心の自由のためにやっているんだ」ということを忘れないでいたいものです。
副業で始めてみる。
わたしはインテリアの会社をやっていたときに、マネジメントがうまくできなくてとても悩んでいました。
そんなとき、自分がやりたい放題できる仕事が欲しくて、そのときたまたま研究に熱が入っていたウェブマーケティングを同業者の社長へ教えることを、自分のためだけの仕事として始めました。
実際やってみると、言いたいことを言ってもいい仕事とは楽しいもんだ!と思いました。
今思えば、わたしは社長業はぜんぜん好きではなく、実家事業の負債の返済のために恐れに駆られてやっていただけだったのですが、コンサルティング業は会社経営の中の楽しい部分(=ビジネスゲーム)だけを切り取ったような感じで、
仕事自体が楽しいとはこういうことか!ということを発見しました。(まあ一緒に飲み食いしながらゲームを楽しむだけなんだから当然なんだけど笑)
その収入でどうこうというよりも、本来の自分を取り戻すため…という目的で取り組めるといいと思います。(でも好きでやる仕事はなぜか儲かっちゃうけど…)
最初から二刀流でいく
これから起業をしようというときに心配なのは、やはりどれだけ早く軌道に乗せられるか?ということだと思います。
起業は、運転資金があるうちに軌道に乗せなければならないので、理想の形で…みたいな贅沢なことを言っている場合ではないこともあると思います。
でもそこで、あえて最初から二刀流でいく!というアイデアがあります。
たとえば地元密着のお店なら、通販では好きなようにやる、という感じです。
ちなみにウェブでのビジネスなら、2つも3つも異なる顔を持つことができます。
ただし実務が無駄に増えては本業への力が薄まってしまうので、関連のある、作業がある程度重複するような分野がいいと思います。
起業をしていろいろな仕組みを作り上げる段階では重複する部分もたくさんあるので、1つ作るのも3つ作るのも同じ…と考えることもできます。
起業時は、ビジネス用と自分用の2つの顔を、割と少ない労力で得られるチャンスですが、でも意外と自分用のほうが繁盛して、それが逆にメインの顔になったりすることもあるようです。(そうなれると逆にサブビジネスは簡単になる)(このブログはわたしの「自分用」笑。ビジネスのみのお客さんはこの存在は知らない)
自分100%でやってみる
これはもう見渡すだけでも「すごいな、羨ましいな」と思う人たちが山ほどいるんだけど、
たとえばわたしが尊敬するミュージシャンやアーティストや作家の人たちなんかは、自分を100%表現することにすべてを懸けて生きています。(わたしも来世はミュージシャンになる予定。笑)
身近にもよく観察するとたくさんいて、「そんなところにお店出す?」みたいな人が、自分に合うお客さんに囲まれて成功していたりすると、心から「すごい!!」と思ってしまう。
わたしは、人間関係が苦手な人にとってのこの世で一番快適な仕事は、「自分に合う」お客さんに支持されることだと思います。(そう思いませんか?)
これがなかなか難しいのは、自分に合うお客さんに来てもらうためには、「自分」を出さなければならないからです。
日本人にとっては、受けてきた教育を思い出しても真逆と言ってもいいくらいの考え方なので、難しいとは思いますが。
人間関係が苦手…は一見ネガティブな動機だけど、人間関係が苦手な人が自分にとって快適な生き方を見つけることは、人類ががんばる以外の新しい生き方を見つけることにつながる気がして、なにか「新しい」と思うんです。