あなたの「弱さの表現」に惹かれる男性はやめておいたほうがいいと思うよー
日本人女性の「控えめな振る舞い」は、比べるなら歌舞伎の歴史並みに洗練されていると思います。
なにかを、少しの無駄もなく最大限表現するために、話し方や立ち方や座り方やファッションやメイクなど使えるものをすべてを駆使するその表現手法は、長い歴史の中で磨き上げられてきました。
日本人女性がそんな「弱さ?の表現」を追求しなければならなかったのは、そうしなければ日本社会では生き延びられなかったからだろう…と想像ができます。
そんな、女性が感じてきたであろう閉塞感について、圧倒的に優位な立場に恵まれた男性であるわたしが語るのはおこがましい気もするけど…、続けます。
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ほんの少し前までは、生きる術は本当にそれ(弱さの表現)くらいしかなかったと思います。(北条政子のような性質で生まれる以外では)
それなのに悲しいのは、望むだけの幸せが得られるかどうかも分からないのに、その代償だけは大きいことです。
その代償とは…、弱さが好きな男性が引き寄せられてくることです。
女性に弱さを求める男性とは、「自分は弱い」と感じている男性です。
そんな男性の弱さも、もちろんひとつの個性だからそれ自体に問題はないけれど、ただその弱さが無意識にも怒りを含んだ劣等感の場合は…
その男性は「勝ちたい男性」です。(※勝ちたい男性はあとでフォローします)
男女の関係に限らず、日本社会では弱さの表現は喜ばれるものです。
頭を下げればたいてい相手も下げてくるし、遠慮すれば相手は大喜びします。
そうやって、安全第一でみんなで下へ下へ行くのが日本社会です。
それで話が終わりならまあ幸せなのだろうけど、そう丸くは収まらないのが社会です。
弱さを表現するとは、心が損をすることです。
そうやって積み上がっていく負債は、ババ抜きゲームのように、いつか何処かで誰かが払わなければなりません。
だから、弱さを表現することよって「勝ちたい者」に自分に対する権力を与えてしまうのは…
ましてやそれを契約してしまうなんて、
ものすごい額の社会的な心の負債を、末端でまとめて引き受けてしまうような…悲しい話なのです。
そして従来は、その代わりに生き延びられる…という話でした。(ひどい話ばかりでごめんなさいね)
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弱さの表現をやめると、これまで得られていたものは得られなくなってしまいます。
その代わりに、自分が本来の声のトーンや言葉遣いで話すことで、(もしくは話したくないときには話さないことで)
それでいい、それがいいという人に出会っていくチャンスが生まれていきます。
世界に一人だけのあなたに惹かれた相手にとっては、あなたは唯一無二の存在です。
さらにあなたも相手の世界に一人だけの個性に惹かれた場合は、それはものすごい確率の奇跡の出会いといえます。
この建前の社会でありのままで生きるような超高難易度の人生にチャレンジするような人には、(とくに生まれ育ちが建前重視の家系だった場合は)
そういう奇跡が相応しい時代だろうと思います。
そういう人たちは、お互いに相手を通して、ありのままの自分の価値を体験することになります。(=幸せ)
こういうことは綺麗ごとのようではあるけれど、
そして女性にとってのそれは、男性の何倍も難しいのは間違いないけれど…
でも令和の今なら、そしてこんな挑発的なタイトルの記事を読んでしまうあなたなら、
もしかしたら実現可能なテーマかもしれません。
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昭和生まれの男が過去を振り返っての自己嫌悪も大いに含むので書いていて痛いけど…苦笑(ただいま改心中)
これからはぜったいにいろいろいいのをえらんでねー
人間関係でも仕事でも、選ばれるというより、
自分が選ぶんだよーー
U2知らないかもしれないけど女性にぜひみてほしい
HIStory + HERSTORY!
日本人女性も多数紹介されます。https://cityofblindinglights.at.webry.info/201912/article_30.html(←Thank you, my U2 friend, even though I have never met you.)
P.S.
さいごに、「勝ちたい男性」を理解しなければなりません。
勝ちたい男性とは、かつて負かされた男性で、だれに負かされたかといえば、それは男性に負かされた女性=母親であることが多いものです。(もちろん母親が「わるい」はずもないよ!)
この悲しいループは、育児専門書などを読んでいるといやというほど理解ができてしまいます。
勝ちたい男性に成長する前の男の子とは、母親を救いたいんだけど、だから自己犠牲で負けるんだけど、あるポイントからは彼自身もたすけが必要になるんですよね…