心のお金センサー
意に反して先輩にあいさつをさせられるとき、あいさつをさせられた後輩の心の財布から先輩の心の財布へ、「心のお金」がいくらか移動する。
もしその「心のお金」というものが現実の口座残高のように目に見えたなら、片方から減った額ともう片方に増えた額が一致するだろう。
まあ今は無理だろうけど、そのうち「心のお金センサー」みたいなものが発明されて腕時計デバイスにでも搭載されれば、口座残高や取引履歴が正確に把握できるようになるかもしれない。
そうすると、あいさつを「させる」のは、お金を奪うのと同じ種類の話だと、ようやく認識されるようになるだろう。
アップルさんたのみます。
そんなぼくの心の口座には、もらった心のお金(とかつて奪ってしまった心のお金)がたくさん。
ありがとう、そしてごめん。
今日の一曲