あらゆる可能性を追求するのが私たちの本質

地球は過去に2回、惑星衝突に見舞われて全海洋消滅にあったそうです。

でもそんな想像を超える危機にあっても、生命は生き残ってきました。

全海洋が消滅した灼熱地獄の中でも、地中数千メートルで暮らしていたわずかな数の祖先（微生物）のおかげで、「生命」は絶滅しなくて済んだそうです。

それは生命全体としてあらゆる可能性を追求した結果であり、干からびたり蒸発した生物たちも含めた、全員の勝利とも言えると思います。

あらゆる可能性を追求するのは生命の本質です。

地下数千メートルに住んでいた微生物は、自分たちが何のためにそこへ行ったのかを理解していたわけではないと思うし、その環境に適応するまでにどれだけの数の命を費やしたことでしょう。

強いものが生き残ることによって生命は進化するのだろうけど、逆に快適な環境とは言えないところへ行かざるを得なかった「弱いもの」によって全体として生き残ることもあって、

生存競争も視点を変えると「生命全体の意志」と言えるのではないかと思います。

もしかしたら仏教で言う「ワンネス」というような思想は、現実的にはこういうことを言っているのかもしれません。

ぼくら人間も個々それぞれ、あらゆる探求をしています。

そういうことも全部、そうするとどうなるか？を試していると言えます。

物心ともに満たされたところへ生まれたらラッキーだけど、そうでないこともあるわけで、

そのバリエーションは人口の数だけあって、これまでに生まれた人の数の分だけありました。

そのどれが成功でどれが失敗と考えるのは、すごく長いスパンで捉えないと分からないし、たぶんこの短い人生では捉えきれないし、そもそも成功や失敗という捉え方自体が無意味なのかもしれません。

だから、どんな生き方も全体にとっての貴重な可能性の追求であることに違いはない、と考えていいと思います。

おススメ：地球大進化　←観ると、自分という存在のちっぽけさと存在意義が分かって、気が楽になります。