エゴの防御を突破して自分を癒す方法
エゴとは自分を守る機能だから、自分の弱さは許せないんですよね。
だからもし自分が傷ついていてもそれを認めることができないし、
怖いから戦っているのに、その「怖いから」という部分には自分では気がつけません。
でもエゴは、逆に弱さを前面に押し出すときがあります。
そういうときのエゴには、実は余裕があります。
その弱さは本物ではなくて、ツールだったり武器だったりするのは、生存競争を生き抜くには必要なこともあるかもしれないけど、
問題は、それを武器として使うことで自分が苦しむことです。
その奥の奥には欠乏感みたいなものがあって、それは突き詰めて考えると相手は関係ない自分自身の欠乏感なんだけど、
エゴは自分にそれを相手のせいだと思い込ませることによって、戦う力を引き出そうとするわけです。
他人との戦いに勝って幸せになれるならそれもいいかもしれないけど、多くの場合そうならないところが人生苦しいものです。
エゴの活動はほんとに複雑で、裏の裏の裏があったりするから、自分でも理解が難しい。
しかも傷ついているほど防御がかたくて、怒っているのか?本当は悲しんでいるのか?その区別すらつかないほど、鎧がぶ厚い。
自分は怒ってるんじゃなくて苦しんでいるんだ、と認めることができると、エゴが癒されるチャンスが生まれます。
癒されれば防御は要らなくなるわけだけど、防御をある程度解かないと癒されることができないので、そこが難しいものですが、
自分の防御が堅い場合は、まず自分が苦しんでいることを自覚することが、とにかく最初のステップです。
好みというわけではないけど(同じ怒りでもぼくはグランジ派だった)
自分の傷に気が付くためのアート