コツコツやると成功するという法則はなさそうだ
コツコツやるのがいいという発想は昔からあったと思うけど、でも今の時点においては、それはバブルのころに浮かれすぎたことへの反省の成分が多い気がする。
わたしも盲目的にそう主張していた時代もあったけど、でも自他を観察してみると、
コツコツやって成功することはもちろんあるけど、気分次第でやって成功することもたくさんある。
そしてその逆の、うまくいかないケースも同じ。
だからコツコツかどうか?には法則はない…と言っていい思う。
法則があるとすれば、いつものように「自己肯定感の高さ」の方かなと思う。
自己肯定感が高いコツコツは明らかに成功しやすいように見えるし、自己肯定感が高いバンジージャンプ起業が奇跡を生むのはよく目撃してきた気がする。
でもその逆は…、どれだけコツコツがんばろうが時代や誰かの気まぐれのせいであっさり無意味になってしまったり、崖から飛び降りれば頼りのゴム紐が…(怖)と、どちらの道へ行こうが、なにか嫌な予感がしてしまう…
不思議なことに自分のエゴにとっては、自分の自己肯定感の低さを直視することの方が実際のリスクよりも実は怖いから、エゴはそれよりも一段階下の解決策でなんとかしようとがんばる。
でもそこには、やればやるほどどつぼにはまってしまうリスクが隠れていることが多いようだ。
自分の脳内の、恐れを活用した問題解決の仕組み(エゴ)は、現代ではその半分以上が通用しなくなっている可能性が高そう。
問題解決に着手する前にはマインドフルネス瞑想をして、罪悪感や恐れといったエゴを一瞬でも無効にした上で、
自分がコツコツに逃げ込みたかった衝動や、盲目的にバンジージャンプしてしまいたい衝動の奥になにがあるのか?を確認する。
そうすると、あとでいやな思いをしなくてよくなるかもしれない。
自分の自己肯定感の高さを理解するためには、「自分がどう育ったか?」を知る必要があるので、
子育てをしていない場合も、「自分がどういう経緯でこの自分に育ったのか」を理解するために、このブログの子育てコラムを読んでみてほしい。(子供を勝たせようという方向ではない角度から書いています)