人間関係重視型の人が自分の夢を叶える時間がない理由

人間関係重視型の人は、人間関係を良好にすることが群れの中での仕事だから、自分の時間が100%自分のものになる時間は、そうでないタイプの人よりも少ないものです。

そしてあまりにもその役割に慣れてしまっているから、自分の好きなことをやっていると自分で思っているときですら、それは人間関係のためだったりすることがあると思います。

 

周りに気を使ってしまい、やりたいことができない。

好きだと思っていたことが、褒められなくなったら急にやる気がなくなった。

SNSのいいねの数が自分の行動を決めてしまう。

このような場合、それ自体は人間関係重視型の人の特性だし、それが吉と出ることのほうが社会生活では多いものだけど、

でも自分のやりたいことをやりたいときには、この縛りがめんどうになることもあるかもしれません。

そういう悩みを聞くと、いつも2つの可能性が浮かびます。

一つは、「人間関係重視型と言ってもいろいろあるなあ」ということと、もう一つは「二次障害」の話です。

 

人間関係重視型と言っても、誰しも100%この性質!というほど偏ってはいないものです。

たとえばさんまさんが人間関係重視型100%だとしたら、誰しもさんまさんと比べるとそこまでではないですよね。

その場合、自分の夢は100%が人間関係の中にあるわけではないのかもな、という視点を持つことで発想が自由になれるかもしれません。

今まで夢だと思ってきたことをいったん解体して、自分の中の20%の部分にも発言権を与えたうえで、改めて自分の夢について検討してみます。

そうすると、今までは週7日間常に人と会ってばかりだったけど、これからは週末だけは森の中に小屋を建ててそこで静かに生活してみたい、というような、思いもしなかった「自分にとってバランスの良い夢」が見つかるかもしれません。

そして見方を変えると、それが「その人ならではの100%」と言えます。

 

そして「二次障害」の話ですが、これは教育熱心な日本の家庭ではよくあるなあという気がしますが、

たとえば、「人間関係が100%」という考え方の両親があなたを見ると、人間関係に全力ではなく80%しか自分を注いでいないことが許せない…とか、

また、「自分の夢を100%追うべき」という考え方の両親なら、あなたが自分ではなく人間関係に80%も自分を注いでいることが、逆に許せないかもしれません。

でもまあ80%が許せない両親は、えてして自分の80%を認めらずに育ったのだろうから、そこは仕方がないとして置いときますが。

そういう価値観が世代間で連鎖しているケースには、なかなか自分では気が付けないもので、「おかしいのは自分」と考えるようになってしまいます。

この場合は、特有のバランスをもった自分をどう許すか、ということになっていきます。

 

 

♪And you feel like no-one before♪

U2の世界にひとつだけの花的な曲です。自分の子供のために書いたそう。

 

 

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