思い描くことは実現するはずなのに、一向にそうならないのはなぜ?
思い描くことは実現する。
成功しているスポーツ選手やビジネスマンはよくこう言います。
わたしも自分の経験からそれは本当だと思います。(いい意味でも悪い意味でも)
でも、たとえば「お金が欲しい!」というようなことを思い描く人はたくさんいるのに、実際にそれを実現する人は一握りです。
それはなぜだろう?
「幸福になりたい」と願う思考は、「今ココが幸福ではない」という思考にほかなりません。
現実が良くならないのは、そうやって「幸福ではない」という観念を日々強化してしまうからです。
その「幸福ではない」と感じている脳が人生の分かれ道において選択をするのだから、幸福な人なら選ぶであろう選択肢をなかなか選べないのも無理はありません。
これが実は「おもて向きの願望とは真逆な人生が実現してしまっている仕組み」ではないかと思います。
ではどうすればいいのか?
それは今ココが「満たされている」と感じるしかなさそうです。
それが本当の「思い描く」で、
「満たされたい」ではなく「満たされている」です。
なんだか怪しい話になってきました。笑
でも、本当に偽りなくそう思い込むことができれば、この「思考を現実化させる」というテクニックは有効だと思います。
ちなみに自分が満たされていることを実感するには、意識をマインドフルな状態にすることが有効です。
マインドフルな状態とは、一時的に自我が消え、実は何も欠乏してない…ということに気が付くという体験のことでもあるので、
「満たされた感じ」を現実の状況の解釈とは関係なく体感することができるからです。
思い描くことを実現させるためには、要は今ココが満たされた気持ちになればいいわけで、
その一番の近道はマインドフルであること、と言えると思います。
よくきく「感謝をするといい」という話も、そう考えると理にかなっていて、
無理やり感謝するのは、冒頭に書いたのと似た意味で逆効果だと思うけど、
今現状で恵まれていることを再認識してみたりすると湧き出す感謝の気持ちは、
「今ココが満たされている」ことを感じるためには有効だと思います。