わりとふつうの人でも抱えているインナーマザー6つの思考習慣

インナーマザーという言葉を知ったのは、わたしの場合は育児を通してでした。

育児のときに、妻は平気だけどわたしは平気でないこと(たとえば食べ物がこぼれたり)があったりすると、

そういう自分の感情がどこからくるのだろう?と不思議に思いました。

 

インナーマザーに自分の思考や行動が影響を受けている人は多いと思います。

でも自覚している人はまだいいかもしれません。

大きく考えてみると、「自分がやりたくないことでもがんばる」という日本人なら当たり前の思考習慣も、インナーマザーが生み出している可能性があります。

インナーマザー6つの苦しみ

怒り

自分が厳しすぎる…ということに悩む人は多い。

たとえば誰かがわずかなミスをしただけで怒りが湧いてしまう。

問い詰めてしまう。

それはまさに自分が受けた厳しさであることが多い。

恐れ

自分がいろいろ完璧にできないことに不安を感じる。

仕事を完璧にこなそうとする人や、綺麗好きという、一般的に良いとされている性質も、その根っこにインナーマザーが隠れていることがある。

うまくできているときは大丈夫でも、何かの拍子にコントロールを失うと、隠れていた恐れが現れてくる。

罪悪感

誰かが不機嫌になると、とたんに怖くなる。

相手が不機嫌なのは「自分のせい」だと思ってしまう。

そのように「親の不機嫌」によってコントロールされてしまっている子供は多い。

そういう子は大人になっても人の機嫌に行動が左右されてしまうことがある。

支配

大人になっても、自分が「考えている」と思っていることは、インナーマザーが考えていることだったりする。

幼少期に言動から思考までコントロールされた「自分を失った状態」が、今でも続いている、

自分に自分の人生のコントロール権があるように思えない、

支配された状態。

自己重要感の搾取

親が子供の自己重要感を奪ってしまうのはよくあること。

教育のためという大義名分はあっても、実際に起こっていることは自己重要感の搾取。

それは他人同士であればたとえばパワハラやモラハラと分かっても、親子間ではなかなかそういう認識には至れない。

相手が他人なら訴えられてしまうような言動も、自分の子供だとなぜか許されてしまう。

大人になった今、奪われたり負けたりが常態化してしまっている、自分を弱い存在だと感じてしまう人は、

自己重要感を奪われることが当たり前な幼少期を送ってきたことが多い。

自己犠牲

搾取されることに抵抗するのは、まだ希望があって戦っている状態と言える。

でも自己犠牲は、自分から差し出してしまっている状態。

いつも社会で損な役回りになってしまう人は、自分が犠牲になることに慣れきっている。

それはまさにインナーマザーのような性質をもった人を引き寄せてしまうことにもつながっている。

まとめ

インナーマザーとは、自分の意志とは関係なく、知らないうちに人生を支配してしまう思考活動のことです。

それは自分のようであって自分ではありません。

だからと言って、現実世界における母親の問題なのかというと、そうでもなかったりするところが難しいものです。

どこまで深く探っていっても、価値観の世代間連鎖としかいいようがなく、だれが悪いという話でもありません。

とはいえ、自分の思考や言動の多くがインナーマザーに影響を受けているということを知ることは、自分の人生を生きるために必要な第一歩だと思います。

 

【関連コラム】>> インナーマザーとは特定の人物のことではない

 

 

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