マインドフルネスという言葉は便利だなあ

わたしはもう20年近く瞑想をしているんですね。(祖父が瞑想をしていたので)

でも昔はあまり、人にそのことを言ったことはありませんでした。

なぜなら宗教?みたいに思われるのがいやだったからです。

でもいまでは、スティーブ・ジョブズが瞑想をしていてくれたおかげで、すっかり「ビジネススキルの一種」というイメージとして捉えられるようになりました。

そしてさらに「マインドフルネス」という言葉は便利で、「仕事の前にマインドフルネス瞑想をするといいですよ」なんてお勧めしても、変な顔をされることはなくなりました。

 

現状人間の脳は、現代の早い変化には適応できていません。

いつも過去や未来のことを考えていて、そのせいで目の前のことに集中するのが困難だったりといった、本末転倒なことが起こっています。

過去への記憶力や未来への心配は、リスクを可能な限り減らすために発達した能力であろうことは間違いありません。

でもなにかを間違えたのか、それともこれも進化の過程なのか、その能力はむしろ害になり始め、

わたしたちは自分でも気が付かないほど、生物として異常な状態と言えるほど、慢性的なストレスにさらされるようになってしまいました。

 

ストレスは、目の前にその原因がないときも、過去と未来への思考によって、常に脳内で生み出されています。

人生が基本的に苦しいものであるのはこれが理由です。

さらに記憶力が人よりも良かったり予想能力が優れた人ほど、苦しさは増していってしまいます。

そしてそれは、みんな等しくそうなるというよりは、遺伝と育ちがその程度を決めています。

ストレスの多い幼少期を過ごせば、過去と未来を関連付ける思考を駆使して、自分を守ろうとする能力が発達するし、

自分の体験ではない警戒情報が遺伝してくることも、あり得るとのことです。

そういう警戒能力が高いほど、自分の思考を自分で選択することは難しくなっていきます。

 

マインドフルネスは、自分の意識を「今」そして「ここ」に置くためのメンタルトレーニングです。

これは、現代の状況に自分の脳を適応させるためのトレーニングとも言えます。

そして、マインドフルネスは科学です。

瞑想をすると、実際に脳は変化するのです。

個人的にも瞑想にはほんとに救われてきたし、そのことを言っても最近ではそんなに変だとは思われないという点でも、マインドフルネスという言葉を作ってくれてほんとに助かったなあと思っています。(禅は日本だけど、マインドフルネスはアメリカ発)

 

 

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