改めて…「資産」という観点でのコンテンツ作りの重要性について
本当になにかを変えたいのであれば、表面的なアプローチでは時間の無駄になってしまうことが多いと思います。
これはよく思うことだけど、儲かっていないのに忙しそうな人は、安易なノウハウを次々にやっているから儲かっていないのに忙しいんだと思うんです。
いくら儲かるノウハウでも、自分がそれを手に入れてから儲かるまでが手軽なら、誰にでもできます。
やってもやっても後ろから追っ手が追いついてくる。
だからどんどん新しいノウハウを探す。
そうやっていると仕事をしている気になるし、一時的には儲かったりもするけれど、でも永遠に忙しい。
そして残念ながら人は年をとっていくわけで、戦いはどんどん厳しくなっていく。
そういう仕事の仕方は、永遠の焦燥感と結婚したようなものに、わたしには思えます。
まあ昔のわたしのことですが。苦笑
わたしがコンテンツマーケティングが好きなのも「積みあがっていくから」で、コンテンツが積みあがるほど確実に楽になっていけるからです。
これはなにも新しい手法ではなくて、インターネットの時代の前からあり、紙の時代でもコンテンツを持っている人は手堅い商売ができました。
わたしのお店も、商品紹介と同じボリュームで過去の施工事例を口頭で説明する必要がないくらいにこれでもかと店内に掲示していたし、広告や口コミの誘発もその考え方がベースでした。
だから敵はいるようでいなくて、相見積もりなどもとても少なかったです。(安さにしか興味がないお客さんは見えないところで失ったかもしれないけどそれはどうでもよかった)
そしてネットの時代になってそれと同じことをそっくりウェブ上で再現すると、ネット上でのブランディングになってしまったので、「仕事の本質は変わらないんだなあ」と感じました。
今でもコンサルティングでは、わたしはその会社の資産(集客につながる要素)のすべてをウェブ上に表現することを最重要視します。
そうするとその資産が勝手に集客を生んでくれるので、仕事はサービスをどんどんハイレベルにしていくことだけになり、さらに上昇していくことにつながっていきます。
だれがやっても同じ仕事はもはや仕事とは呼ばず作業と呼び、仕組化してどんどん手放していくのは、合理的な経営の基本だと思います。
そして自分が上司なら、やるべき仕事は「作業ではなく仕事」です。
コンテンツマーケティングのコンテンツ作りとは、そんな「仕事」の中心です。
どこの会社へ行っても、一番重い仕事はたいていは集客です。
集客が好きだという人にはあまり会ったことがないし、わたし自身も実は好きではないです。(買ってくださいとお願いするなんて心のお金がいくらあっても足りない)
自分が扱っている商材やサービスが好きな人は社内にたくさんいても、みんなそれ以前の集客で消耗していく。
これはほんとに中小企業あるあるだなと思います。
でも集客という仕事も、その仕組みができるほどに、必要ではなくなっていきます。
どんどん楽になっていかないのなら仕事をしているとは言えない…と考えて取り組めると、楽になっていけると思います。
コンテンツの切り口は、数え切れないほどあると思います。
あえてその意味を強調するためにふわっとした例で説明すると…
たとえばあるお客さんが、あるスタッフの親切心で買ったのだとすれば、その出来事は会社の「資産」です。
放っておくと次の日には忘れられてしまうようなことだけど、それがその契約を決めたキラー要因(言葉がわるいが…)だったわけで…
そうするとやみくもにまだ見ぬお客さんのニーズをがんばって想像したりするよりも、この要因を意図して1本の記事や動画にして出しておけば、同じことが起こる可能性が生まれます。
それはたった1~2回起こるだけかもしれないけど、でもその記事や動画は自分たちが寝ている間もずっとその1~2回の機会を探し続けます。
そして仮にそれが1回ではなく複数回だったり、ましてやバズったりした場合は、笑
ちょっと厳しい言い方ですが、営業パーソン一人よりもその記事や動画のほうが働くかもしれない…
そしてそんな記事や動画が1000本あれば、24時間働く味方が1000人いるのと同じことになります。(しかも作った以降はコストも要らない…!)
今多くの中小企業に必要なのは、こんな観点でコンテンツを作ることができる人材です。
これからの経営者は、極端な話、そんな1000本のコンテンツを作れる人に1000人分の報酬を払うような発想の転換すら必要かもしれません。
中小企業が大企業にマンパワー?分身の術?で勝つことができる不思議な時代になったと思います。
↑自動車ジャーナリスト1000人分の実例(車のレビューで超富裕層になれるってすご…)
(この人の最大の成功要因は、この人の真実の人柄が動画で100%表現されていることだと思う。注※ものすごく良い人だが、良い悪いの意味ではなく、本音しか言っていないという意味で)
そのお客さんが「ここで買おう」と感じた要因は何だったのだろう?
それはもはや理屈ではなく心理の世界です。(もちろん理屈も大事ですが、この例は資産とはなにか?を強調するためにあえてふわっとさせています)
それは依頼した以上のお客さん思いの提案だったかもしれないし、無理に売り込まなかった姿勢かもしれないし、単に相性が良かっただけかもしれない。
それがなにかは相手の感じ方だから、こちらがそれを想像しようとがんばるのは時間の無駄で、それはお客さんに聞けばいいです。
お客さんの感想を載せているウェブサイトはあるけれど、でもそれを流れ作業ではなく、「自社の資産」とまで考えて扱っているところは少ないように感じます。
資産という言葉には単に価値のあるものという意味だけではなく「お金を生み出せるもの」という意味がありますが、そんな観点で、
今日一日で資産がどのくらい生まれただろう?
昨日までの日々でそれをコンテンツ化しなかったことでどのくらいの資産が失われていっただろう?
こう考えてみると、本当の忙しさ=意味のある仕事=資産としてのコンテンツ作り!!!をがんばるモチベーションが湧いてくると思います。
人気が可視化されるSNSが向いている商売もあると思いますが、(これは最初の話に戻りますが…新しいだけのものにあまり踊らされないでほしい)
現実の多くの商売では、これまでもこれからも…おそらくずっと「資産という観点でのコンテンツ作り」が最重要だと思います。
中小企業にとってはこういうことが本当の意味での「ブランディング」と言えるのではないかなと思います。
https://www.apio.jp/completecar/delivery/2021/
↑昔から大ファンのお店。この事例集は見ていてワクワクする。
☆余談
経営者にとって一番難しいのは、このケースでは、
目の前の現金を追いかけるだけの仕事=作業をできるだけ削減して、その分をここでいう「資産の構築」へまわすという合理的な判断をすることではないかと思います。
営業や広告をやめる分のマンパワーや予算をコンテンツ作りへまわす…
社内で最も貴重な自分というマンパワーをコンテンツ作りへ投入する…そのために何かをやめる…
本当は変わらずに変われたら楽なんだけど、でもどちらも…は社内の時間もお金も有限なので無理だし、引き伸ばすのも時間が消えていくので中長期的に見ると損失です。
こういうことはいろいろなケースに当てはまると思いますが、それらは経営者にとっては要するに「恐れとの戦い」ではないかなと思います。(自他共に人間とはしんでも変わりたくない生き物なのに…、たとえば営業部を削減するなんて…あらゆる意味で怖くないですか??)
なので、そんな無駄な恐れを減らすためにこのブログはどんどんマインドフルネスや心理、そして子育て(自分が育ちが自分の心理だから)の話になってしまいました…。笑
(でもそれがわたしをたすけてくれました)(←「自分の心の扱い方」は問題解決のセンターピンだった)(→抱えていた問題がほんとにすべて解決した!)
(経営コンサルティングはもちろんおすすめですが、これは自分でも本当に良いサービスだと思う↓)
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古い記事だけど、現役だと思う↓
朝起きてすぐに書き始め、いつの間にか3時間が経過…の図。あーのどかわいた。(文章書くの遅…)
メリークリスマス♡